日本のおふくろの味、煮物。
でもちゃんとした保存方法を知っている人は
どれくらいいるでしょうか。
「常温で置いてたけど大丈夫かな…」
「やっぱり冷蔵庫に入れておかないといけないの?」
衛生面も考えると冷蔵庫での保存が一番ですが、
冷蔵保存する際にも注意するべきポイントがいくつかあります。
お料理初心者の人や
保存方法の正しい方法を知りたい人はぜひご一読を。
これから先も役立つ情報であること間違いなしですよ。
煮物を常温で放置しても大丈夫?
「煮物を冷蔵庫に入れ忘れてた!」
誰しもこんなうっかりミスをしたことがあるのではないでしょうか。
常温で放置されていた煮物。
食べても大丈夫かな…と不安になりますよね。
結論としては、気温の低い秋や冬の季節なら常温保存でも大丈夫です。
真冬の常温なんて冷蔵庫の中の気温とそう変わりありませんからね(笑)
ただし、エアコンをつけっぱなしにした温かい部屋に置いていた…と言う状況なら話は別ですが^^;
となると、当然気温の上がる春や夏の季節に常温保存していた場合の煮物は正直危険なので口にしない方が無難です。
それでなくても食べ物が傷みやすい時期になります。
たとえもったいないという気持ちがあっても食中毒の原因を自ら作ってしまうことにもなりかねないので、いい教訓になったと受け止めて処分することをオススメします。
ただ、近年の地球温暖化の影響もあって秋も気温が高い時期が長く続く年もあります。
普段から作ってすぐ食べない時には冷蔵庫へ、といったクセを付けておくのがベストですね。
しっかり加熱調理したものでも、保存状態によっては菌が発生したりカビが生えてしまうこともあるのです。
常温保存がOKなのは気温の低い季節のみ。
せっかく作ったおかずが無駄になることのないように、うっかりミスは無くすように心がけましょう。
煮物は常温だとやっぱり腐る?
煮物にも色んな種類がありますが、具材によっては腐りやすい食材もあります。
たとえてあげるならじゃがいもやカボチャを使った煮物だと他の煮物と比べて傷みやすいですね。
暖かい季節に作る場合は十分な注意が必要です。
熱を通していればなんでも大丈夫、と思い込んでいる人がどちらかと言えば多いでしょう。
しかし、温度管理は思っている以上に料理に影響します。
しっかり加熱したつもりの煮物でも、すべての菌が死滅しているとは限りません。
もし鍋の中の菌がまだ少しでも残っていたとしたら、常温で放置している間に繁殖を繰り返し、せっかくの煮物も腐って台無し…という悲しい結果が待っているのです。
秋冬なら常温でもOKではあるものの、できるならどの季節も関係なく冷蔵庫での保存するようにした方が衛生面でも安心です。
何より、冷える際に味が染みてより美味しくなるメリットもありますので。
ただ、冷蔵庫で保存、とはいってもいくつか注意するべきポイントがあります。
美味しく日持ちするように、そのコツを続けてご説明していきましょう。
煮物は冷蔵庫での保存方法でどれくらい持つ?
気温の低い季節ならそこまで過敏になることはありません。
例えば、朝作った煮物をそのまま常温に冷まして昼や夜に食べても問題ないでしょう。
ただ、当日の状況によって作った煮物が余ったりすることもあると思います。
そういった時には余った分を粗熱が取れた状態で冷蔵庫で保存。
秋から冬に時期なら4~5日
上記の期間を消費期限の目安として覚えておくと良いでしょう。
ひとつ注意点として、春や夏の気温の高い時期に冷蔵庫で煮物を保存する場合、加熱調理した直後の暑いままの煮物の鍋や容器をそのまま冷蔵庫に入れるのはNGです。
というのは、冷蔵庫に先に入れて冷えていた食材に影響が出てしまうから。
冷やされていた冷蔵庫の中にいきなり温かいものが入ってくるとどうなるでしょう。
そう、冷蔵庫の中の室温が上がってしまうということなんですね。
室温が上がった為に傷んでしまう食材も出てくる可能性もあるということです。
秋冬であれば粗熱が取れるのにそう時間はかかりませんが、真夏のような暑さの中で煮物の温度を下げるのには時間がかかってしまいます。
冷えるまで温度の高い状態で放置、ということになるので腐ったりカビの原因になってしまうと大変です。
粗熱は取った状態で冷蔵庫に入れないといけない。
でも、冷ますのには時間をかけてはいけない。
ここがポイントになります。
なので、家にある保冷剤や大きなタライに氷水を用意して、鍋や容器ごとさっと冷やして粗熱を取ること。
室温まで冷えたら冷蔵庫へ…という流れがスマートですね。
美味しく安全な家庭料理は保存方法のマスターも必須です。
今日も家族のみんなが喜ぶ美味しい煮物を作ってくださいね。
以上、煮物の保存方法レポでした。
まとめ
- 煮物は季節問わず冷蔵庫での保存がベター
- 熱いままの状態の煮物を冷蔵庫に入れるのは他の食材を傷めてしまうのでNG
- 食べ物の保存は温度管理が第一ということを忘れないこと