「味噌汁が…腐ってる…」
鍋の蓋を開けた瞬間、真っ青になった経験はありませんか?
私はあります。
なかなか日常生活ではお目にかかれない液体ですね、アレは(笑)
保存状態やその時の気温によって
油断していると一晩で腐ってしまうこともあるものです。
さて、今回はこの腐らせてしまった味噌汁をどうするか。
捨て方や使っていた鍋についての対処法についてご説明します。
「沸騰させれば大丈夫じゃない?」
といった怪しい噂について、本当のところはどうなのか?
こちらも解説していきましょう。
腐った味噌汁の捨て方は?
これは私の体験談というか失敗談になりますが、1人暮らしをしていた頃に味噌汁を腐らせてしまったことがあります。
夕飯で余った味噌汁を翌朝に食べようと鍋の中に残したまま一夜が経過。
朝、まだ眠い目をこすりながら鍋の蓋を開けた瞬間、とてもフルーティーな香りが漂ってきました。
「こ、これは…!!?」
腐っているというよりも、味噌汁じゃない別物と化していました。
味噌のにおいが全くしない、フルーティーな香り。
白い膜で覆われたとても味噌汁には見えない液体。
口にしてはいけない。
捨てるのはもったいない。でも、食べたら絶対にヤバい。
残念ながら廃棄することにしました。
さて、どうやって処分したかというと。
流しにそのまま流すと具材で排水管が詰まってしまう可能性があります。
なので、三角コーナーに不織布の水切りネット(100円ショップでも売っています)をセットして鍋の中身を流しました。
目の粗い水切りネットだと細かい具が流れてしまうので。
ある程度の油分も吸着されるので不織布のものがオススメです。
その後、十分に水気を切ったら新聞紙を入れたビニール袋に入れてしっかりと口を閉じましょう。
具に残った水分を新聞紙が吸収してくれます。
ビニール袋が破れてしまうことも考えられたので、更に別のビニール袋に入れて二重にして、その上で可燃物として廃棄しました。
ただ、後日私の母から聞いた話ですが、豚汁やけんちん汁のような油分の多い汁物の場合は環境的にもあまりよろしくないので、そのまま流しに流すのは控えた方がいいとのことでした。
できれば大きめのジップ付の袋(使い古しのもので可)に新聞紙やキッチンペーパーなど水分を吸ってくれるものを十分に入れた状態で鍋の汁物を流し込めばOK。
ひとつの袋で足りなければ、何袋かに分けること。
ジッパー付の袋がなければ買い物袋を二重三重に重ねて中の汁が漏れないようにすれば大丈夫です。
漏れないようにするために新聞紙やキッチンペーパーを詰め込むわけですから、新聞紙が無かったりキッチンペーパーも切らしているような状態であればトイレットペーパーやティッシュペーパーといった代用できるものを活用しましょう。
処理が済んだら、同じように燃えるゴミとして廃棄。
いい勉強にはなりましたが、二度と繰り返したくない失敗でしたね^^;
腐った味噌汁が入っていた鍋は捨てた方がいい?
腐った味噌汁はどうにかしたとして。
問題は残った鍋です。
何となく気持ち悪いから処分するか。
気にせずにそのまま使い続けるか。
私の場合は後者でした(笑)
いつも通り使っていますが別に何の問題もありません。
ただ、めちゃめちゃ細かいところまで洗浄しました。
一度洗って二度洗いして完璧。
後でわかったことですが、金属でできている鍋にはカビや菌は入り込まないのだとか。
つまり、中身のものが腐っても鍋そのものは腐らないということです。
きちんと洗えば問題なし。
それでも心配な人は煮沸消毒をしておきましょう。
これで次回のお料理にも安心して使えますよ。
ただ、注意点として覚えておいてもらいたいことがあります。
「カビ菌をきっちり消毒しなきゃ!」
とキッチンハイターにつけ置きする人もいるかもしれません。
消毒方法としては間違っていませんが、鍋の材質がステンレスの場合、錆びてしまうことがあるので十分気を付けましょう。
表面の汚れを落とすだけでも十分です。
味噌汁を腐らせてしまった当時の鍋は今でも我が家で現役ですから。
腐った味噌汁でも沸騰すれば大丈夫?
腐らせてしまった味噌汁を目の前にして、
「もう一回火を通して沸騰すればいいんじゃない?」
なんて思ったりする人も中にはいるのではないでしょうか。
その『もったいない精神』は非常に素晴らしいのですが、残念ながら腐ったものは煮ても焼いても腐ったままです。
「ちょっと試しに…」
なんて危ないことはやめて潔く処分しましょう。
そのせいで体調を崩してしまっては身も蓋もありません。
特に新生活を始めた1人暮らしの学生さんや社会人の皆さんは、まだ慣れない暮らしに色々と戸惑うことも多いと思います。
自炊についてはまだ慣れない…といった人も多いことでしょう。
料理自体がそんなに得意でない人も失敗を重ねて色んなことを覚えていくもの。
今回のように何かを腐らせてしまった時も、処分の仕方を覚えるいい経験になったと前向きにとらえて自分の成長につなげていきましょう。
以上、腐った味噌汁の処分法についての解説レポでした。
まとめ
- 水分をしっかり切ってゴミ袋から漏れないように細心の注意を払うこと(新聞紙等を活用)
- ちゃんと洗浄すれば鍋はそのまま使えるので捨てる必要はない
- 腐った味噌汁を沸騰させても意味はないので早めに捨ててコンロとシンク周りをきれいに除菌すること