いっぱい作った手作りのクッキー。
でも作りすぎて余ってしまったら。
「どんな風に保存しておいたらいい?」
「焼いた後のクッキーでも冷凍保存ってできるの?」
そんな状況でお困りの方はこちらをチェック!
少しでも日持ちするように
長持ちさせるポイントをこちらで確認しておきましょう。
手作りクッキーは冷凍できる?
「手作りしたクッキーって冷凍できるの?」
すぐには食べきれない余ってしまったクッキーを冷凍庫で保存してもいいものかと首をかしげている人もいるのではないでしょうか。
結論として、焼く前の生地の状態なら問題なく冷凍できます。問題なのはすでに焼いた後のクッキーです。
焼いた後のクッキーでも冷凍できないことはありませんが、常温に解凍する際に結露してどうしても湿気てしまうのです。
基本的にクッキーは常温で1週間程度はもつものですが、
「その期間内に食べられそうもない…」
なんて泣く泣く冷凍庫で保管するしかない場合もありますよね。そんな困った時の解決策をご紹介します。
手作りクッキーを解凍する場合
冷凍しておいた手作りクッキーをそのまま常温に戻そうとすると湿気てしまうので、方法としてはNGです。
一度冷凍したクッキーを美味しく食べるためには『凍ったまま』レンジで1分~1分30秒ほどチンすればOK。ワット数は500~600Wに設定しましょう。こうすることでクッキーの内部までしっかり加熱されて水分が飛び、サクサクの状態に元通り。
オーブントースターでも加熱することはできますが、レンジに比べると表面が焦げやすく内部までしっかり熱が通らないこともありますので、できればレンジを使って加熱することをおすすめします。
手作りクッキーを冷凍したら日持ちする?
クッキーは常温で保存できる食品ですが、冷凍すればお肉や魚のように長期保存も可能になります。
常温保存だとおおよそ1週間の賞味期限に対して、冷凍保存なら焼いた後の状態でも焼く前の生地の状態でも1ヶ月程はもちます。
ただ、生地を焼いただけのシンプルなクッキーに比べてチョコやドライフルーツなどの材料を混ぜこんだクッキーは水分が含まれています。そのため内部で水分が凍ってしまい、常温に戻したとしても食感が悪く感じることも…。近年人気のしっとり系クッキーにも同じことが言えますね。
レンジで加熱しても風味や味を損ねてしまうことがありますので、冷凍保存するのは極力生地だけで作ったトッピングなしのクッキーに限定するようにしてください。
また、クッキーにはバターが使われています。保存容器はしっかり密封できるものでないとクッキーが酸化してしまうだけでなく、冷凍庫内で保存してある他の食材からのにおい移りの心配もありますので、冷凍保存をする際はこのあたりも十分気を付けるようにしましょう。
手作りクッキーを長持ちさせる為のコツとは
市販のクッキーは衛生管理を徹底した環境で生産されていたり、原料に保存料を使用していることもあって比較的長持ちします。
それと比べると、手作りクッキーの賞味期限は1週間が目安。
「もう少し日持ちさせられないかな…?」
なんて思う人も少なからずいるのではないでしょうか。せっかく作るのだから少しでも長持ちさせたい!と思うのは当然です。
ポイントになるのはやはりクッキーに含まれる『水分量』。
食品が傷む原因はカビや菌の発生です。カビや菌は水分を好むので、しっかり焼いて水分を飛ばしておけば傷みにくいということですね。
そして粗熱をとることも大切。焼いたままバットの上に乗せっぱなしにしないで、金網に移し替えましょう。
底面から出る蒸気を逃がすことでしっかり冷ますことができます。粗熱が取れたら乾燥剤(シリカゲル)と一緒に保存しておくことで常温でも1週間以上はもちますよ。そして保存の際は密封状態を保って直射日光を避けることです。
冷凍したクッキーは解凍時に湿気てしまうことを考えると、常温での保存期間(おおよそ1週間)を過ぎてしまいそうな時の最終手段として冷凍保存を選ぶようにするのが個人的には無難かなと思います。
美味しく食べるには早めにいただくのが一番ですが、上手に保存すれば賞味期限を延ばすことも可能です。常温保存と冷凍保存、その時の状況に合わせてうまく使い分けるようにしてくださいね。
まとめ
- 焼いた後のクッキーを冷凍すると解凍時に湿気るのでレンジ加熱してサクサク状態に戻す
- 冷凍すれば日持ちは長くなるがクッキーの種類によっては不向きなものもある
- 長持ちさせるためにはしっかり焼いてクッキーの水分量をなくしておくのがポイント