お誕生日やバレンタイン、クリスマスなど
プレゼントに手作りクッキーを考える人は多いのではないでしょうか。
親子で作ったできたてのクッキーを並べる
おやつタイムも素敵ですよね。
でも、正しい保存方法を知っておかないと
せっかく作ったクッキーが台無しに…。
保存するなら常温?それとも冷蔵庫で?
そんな疑問について解説しています。
湿気る原因やサクサクの状態に戻す方法についても
こちらで確認できますよ!
手作りクッキーは冷蔵庫で保存しても大丈夫?
「手作りクッキーの保存って冷蔵庫?それとも常温?」
プレゼント用に用意したものだったり、たくさん作って食べ切れずに残ってしまったものだったり。いざクッキーを作ってみたものの、どうやって保存しておいた方がいいのかわからずに首をかしげている人もいるのではないでしょうか。
答えとしては、基本的にクッキーは常温保存するもの。何も考えずに冷蔵庫で保存すると湿気てしまうので要注意です。
なぜ常温で大丈夫なのかというと、クッキーはオーブンで焼き上げる際にほとんどの菌が死滅するから。生菓子と違ってしっかり加熱してあるので、水分量もほぼゼロの状態です。カビや菌が発生するのは主に水分を含む食品なのでクッキーはそういった面からみても腐敗しにくい、つまり常温での保存が可能なのです。
お店に並んでいるクッキーも常温の棚に陳列されていますよね。同じようにお家で手作りしたクッキーも常温で保存してOKです。
ですが、状況によっては冷蔵保存しておいた方がいい場合もあります。
というのは、クッキーの材料にはバターが使われているので気温の高い夏場の常温で放置しているとバターが酸化して味が落ちてしまうだけでなく、クッキー自体が傷んでしまうこともあるからなんですね。
秋冬のような気温が低い時期なら、密封容器に入れて直射日光の当たらない場所で保存しておけば問題ありませんが、夏場の室内で涼しい場所が見当たらない時だと冷蔵庫で保存した方がいい場合もある、ということです。
ただ、前述のようにクッキーをそのまま冷蔵庫で保存すると常温に戻る際に結露して湿気てしまうことも…。
でも大丈夫。
クッキーを冷蔵庫で保管することについて様々な意見がありますが、守るべきポイントをきちんと抑えていれば問題ありません。
せっかく作った手作りクッキーを湿気させないためにはどうしたらいいのか。続けてご説明していきましょう。
手作りクッキーが湿気るのはなぜ?
冷蔵庫でクッキーを保存する時には必ず乾燥剤(シリカゲル)を用意します。乾燥剤はドラッグストアや100円ショップなどで購入できますので、作ったクッキーの量に合わせて購入しておくといいですね。
プレゼント用に作ったものであれば、クッキーと乾燥剤をひとつひとつ個包装してラッピング。ラッピングしたものをさらにジップ付の袋、もしくはタッパーのような密封できる容器に入れて冷蔵庫へ入れましょう。しっかり空気を抜いておくのがポイントです。
自宅で食べる分であれば、大きめの乾燥剤がひとつあれば十分。贈り物用のクッキーでなければ、家にある乾燥剤でかまいません。我が家では母が焼き海苔の缶に入っていた乾燥剤を再利用していました(笑)。
密封がきちんとできていないと冷蔵庫の中のにおいが移ってしまうこともあるので、袋でもタッパーでもしっかり蓋をするようにしましょう。
ですが、冷蔵にしろ常温にしろ
「乾燥剤を入れておいたのに湿気てしまった…」
なんて人もいるかもしれません。
そもそも、なぜ手作りクッキーが湿気てしまうのかというと、クッキーを焼き上げた後にしっかり乾燥させて余分な水分を飛ばしていないことが原因。粗熱がとれないまま保存容器に入れてしまうと熱がこもって容器や袋の中に水滴が発生してしまうこともあります。
また、焼き時間が足りないのもNG。しっかり焼けないままオーブンから出してしまえばクッキーの中に水分が残ることになります。そういったちょっとしたことでクッキーは湿気てしまうのです。特に薄いタイプのクッキーは湿気に弱いので保存の際は十分に注意してくださいね。
- しっかり焼いて!
- 粗熱とって!
- 乾燥剤は必ず!
この3つは必ず守るようにしましょう。
手作りクッキーをサクサクに戻す方法
もしクッキーが湿気てしまっても元に戻す方法はあります。
その方法とは、
『レンジを500Wにして30秒チンすること』
です。意外と手軽な方法で拍子抜けですよね。
レンジでチンすることでクッキーの湿気がとんでサクサクになるんです。クッキーが重ならないようにお皿に並べてチン。ラップなしでOKですよ。30秒はあくまで目安ですので、食べる量や状態に合わせて微調整すると良いでしょう。
ちなみに私はオーブントースターで試してみたのですが、回数を分けて温めたのがまずかったのか2回目以降から表面が焦げてしまったクッキーがちらほら。繰り返し使ったためにトースター内部の温後が上がりすぎたのかもしれません^^;
オーブントースターを使う場合は一度空焼きして内部の温度を上げて、余熱だけでクッキーの水分を飛ばした方が失敗なくできると思います。
また、使用する材料にもよりますが、手作りのクッキーは市販のものと比べて、どうしても賞味期限が短くなってしまうものです。せっかくの手作りクッキーは風味を損なわないうちに1週間以内には食べてしまうのが理想的。保存のコツをしっかりおさえて美味しく食べきってくださいね。
以上、参考になりましたら幸いです。
まとめ
- クッキーは基本的に常温保存だが気温の高い時期には冷蔵保存がベターな場合もある
- 湿気させないポイントはしっかり焼いて粗熱をとった状態で保存すること(乾燥剤があれば尚良し)
- 湿気てしまったクッキーはレンジやオーブントースターで水分を飛ばせばサクサクに