常温のままケーキを長く放置してしまい、
「これ、食べたらやばいかな…」
なんてがっかりしている人も多いのではないでしょうか。
ほんとに食べたらダメ?
案外食べても大丈夫?
その答えはこちらでチェック!
保冷剤についても合わせて確認しておきましょう。
ケーキを常温放置しても大丈夫?
「ケーキを冷蔵庫に入れ忘れてた…!」
「常温だともう腐ってるかな…?」
もう食べられない…と肩を落としている人もいるかもしれませんが、ケーキにもいろんな種類がありますのでどのケーキを放置していたかによります。
例えば、ベイクドチーズケーキやガトーショコラのような焼き上げたものをそのまま食べるタイプのものであれば常温で放置していたとしても4時間程度なら問題ありません。
他のものをあげるとシフォンケーキも基本的に常温で保存するものですし、生素材を使っていなければタルト類もOK。アップルパイやパウンドケーキも比較的長くもつケーキですね。
これらのケーキに当てはまるようなしっかり焼かれた状態の水分が少ないケーキであれば日持ちしやすいということです。
逆を言えば生クリームたっぷり、生フルーツたっぷりのケーキであれば話が違ってきます。
生クリームは乳製品です。傷みやすい『要冷蔵』の食品なので常温保存はアウト。フルーツにしてもカット面から出た水分がそのまま常温で放置されたとなると、かなりの確率でケーキの傷み具合は進んでいると思った方が良いでしょう。
カビや細菌は水分と適度な温度を好みます。見た目は大丈夫そうに見えても、下手に口にして体を壊すようなことになってしまっては後の祭りなのです。
まとめると、
●ベイクドチーズケーキ
●ガトーショコラ
●シフォンケーキ
●タルト(生クリーム・フルーツ無しのもの)
●アップルパイ
●パウンドケーキ
※常温で置いた時間は2~4時間程度
●生デコレーションケーキ
●生チョコケーキ
●レアチーズケーキ
●ムースケーキ
●モンブランケーキ
●ミルフィーユ
大まかな目安として覚えておきましょう。
ケーキは常温だと腐る?
常温とはいっても季節によってその気温には差があります。
冬であればおおよそ15~20℃、夏であればおおよそ25~30℃が一般的にいう『常温』です。こうみると真冬と真夏ではだいぶ差があることがわかります。
常温で問題ない火を通してあるケーキでも、真夏のような気温が高い時期だと傷んでしまっている可能性があるんですね。気温の低い冬場にしても、エアコンの利いた室内や電車・バスなど温かい環境で持ち歩いていた場合は食べる前に十分確認した方が良いでしょう。
生クリームを使っているケーキだと、見た目でもわかりやすいと思います。生クリームは常温保存だと腐る確率はぐんと上がってしまうもの。白いはずのクリームが黄色く変色しているものは傷んでしまっている証拠なので、絶対に口にしないようにしてください。
同じ生クリームでもチョコを混ぜた生チョコクリームの場合は変色がわかりづらいかもしれません。ですが、傷んでいる場合は異臭がするので食べる前には必ず確認するようにした方がいいですね。
また、表面に問題はなさそうに見えても内部で細菌が繁殖してしまっている可能性もあります。誤って口にしてしまうと食中毒になる恐れもあるので、少しでも違和感を感じたらストップ。
焼いてあるケーキでも生ケーキでもどちらにせよ、常温で1日も放置しておいたものを口にするのはリスクが高いため、いくらもったいなくても食べるのは控えておきましょう。
ケーキの常温保存 保冷剤があれば大丈夫?
「ケーキを常温で持ち運ぶのが不安…」
お土産やプレゼントにケーキを、なんて場面もありますよね。でも長時間常温の状態だとケーキが傷むのでは…と不安に思う人もいるはず。
「持ち運びなら保冷剤入れておけばいいんじゃないの?」
と簡単に考えがちですが、ただ保冷剤を入れておけばいいというワケでもありません。
ケーキ屋さんでもらえるような小さな保冷剤だと1個につき30分が保冷の目安。2時間程度なら箱に入れた状態のケーキに保冷剤を4~5個ほど入れておけば大丈夫です。
ですが、もっと長い時間常温の状態だったら。個数を増やせば増やすほど保冷時間が延びるというわけではないんですね。
クーラーボックスや発泡スチロールの箱、もしくはしっかりジップできる保冷バッグ等、外気と遮断できるものを別に用意しておくことも大切です。
そして保冷剤はケーキを冷やす効果があるのではなく、冷えた状態のものをそのまま冷たい状態に保つためのアイテム。ケーキ自体をしっかり冷えた状態にして保冷剤を入れることがポイントなのです。
ケーキを安全に美味しく保つため、傷まない環境に整える工夫を忘れないようにしてくださいね。
まとめ
- 火をしっかり通してある水分の少ないケーキなら常温で4時間程度は問題ない
- 季節や環境によって『常温』には差があるので気温の高い日には十分注意する
- 保冷剤を使う時にはケーキそのものをしっかり冷やしておくことがポイント
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