「結婚式の友人スピーチを頼まれてしまった…」
しかも別の友人と一緒に…なんてパターンだったら
あなたはどうしますか?
そんな状況でお困りの方へ
実際にふたりでの友人代表スピーチを無事務めあげた私の体験談を
例文ごとまるっとご紹介しちゃいます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
結婚式のスピーチを二人でする場合はどんな風に?
結婚することになった友人から披露宴の友人代表スピーチを頼まれてしまったら。
しかもそれがもう一人の友人と一緒に二人でするスピーチだったとしたら。
結婚する友人の交友関係によってはそんな形でお願いされることもあるかもしれません。
でも、
「ひとりでもどうしたらいいかわからないのに、ふたりでなんて…」
そんな風に思っちゃう人もいるはず。
私も二人でのスピーチを頼まれた経験がありまして、頼まれた時には少々困惑してしまったものです。
私の場合、一緒にスピーチをする友人とは離れたところに住んでいたので、一緒にスピーチの練習をすることは本番前日の数回しかできませんでした。それでも当日問題なく友人代表スピーチをやり遂げることができたのは、結婚式当日のことをしっかり想定して準備できていたからだと思います。
では私たちが実際にどのような流れで本番を迎えたのか、順を追って紹介していきたいと思います。
結婚式のスピーチは原稿必須!
結婚式のスピーチを暗記するかどうするか悩む人も多いでしょうが、個人的に思うのは『スピーチ原稿を用意しておいた方が絶対に良い』ということ。
普段から話し上手な人なら問題ないでしょうが、当日大勢の人の前に立って慣れないスピーチをするのです。緊張しないわけがありません。そんな状況が分かりきっているのなら無理せず原稿を用意しておきましょう。ふたりして頭が真っ白になってしまったらお互いにフォローもできないので^^;
私たちの場合は直前まで合わせ練習ができなかったので、自分が話す内容をそれぞれお互いにまとめてメールで確認し合い、最初のお祝いの挨拶と締めの言葉をどちらの担当にするかは前日に通し練習をしながら決めました。
2人一緒に話すパターンでも悪くはありませんが当日はお互いに緊張しているでしょうし、練習していても2人の声がバラバラになる確率の方が高いと思います。ですので、1人で話した方が声も聞き取りやすいし無難かなという結論に至りました。
また、実際にやってみて強く思ったのがやっぱり原稿は用意しておいて正解だったなということ。
ちなみに、ただ便箋に書いて読み上げる…というスタイルだと何の変哲もないので、以前私が別の友人のスピーチをした際のアイディアをこの時も使いまわしました。
↓こちらの記事で詳しく確認できます↓
結構使える技だと思っているのでよかったら参考にしてみてください。
結婚式のスピーチは進行の流れを意識して
スピーチの内容を考えるにあたって、一緒にスピーチをする友人と気を付けたのはお互いが似たような内容にならないことと、時系列の流れについてでした。
どういうことかというと、結婚する友人と私は高校からの付き合い。そして一緒にスピーチをする友人は小学校からの付き合い。
当然、スピーチにはそれぞれのエピソードを盛り込むことになるので、話がかぶることのないように先に友人から子供の頃の話を、そして私が高校生以降の話をするようにしてスピーチの内容がうまく流れるようにまとめました。
ちょっとしたことなんですが、こういった小さなところにも気をつけるようにするとスピーチを聞く側としても伝わりやすいと思いますよ^^
結婚式のスピーチを二人でする場合の例文
例文の前に、まずはスピーチの流れを確認しておきましょう。
●お祝いの挨拶 … 新郎新婦・両家のご両親へ(友人A担当)
並びにご両家、ご親族の皆様におかれましても心よりお祝い申し上げます。
ただいまご紹介いただきました△△(友人A)と◇◇(友人B)です。
ふたりで友人代表スピーチという大役を務めさせていただきます。
本日は私達ふたりのお祝いの気持ちを手紙にしたためて参りました。
では、順番に述べさせていただきたいと思います。
↓まず1人目のスピーチ
●自己紹介
●結婚する友人とのエピソード
●結びの挨拶に続いて2人目に繋ぐ
↓替わって2人目のスピーチ
●自己紹介
●結婚する友人とのエピソード
●結びの挨拶
●新郎新婦へ贈る言葉
●全体の締めの挨拶
以上がスピーチの全体的な流れになります。
では例文をご紹介していきます。
改めて、□□さん○○さん(新郎新婦)ご結婚おめでとうございます。
私は普段から「○○ちゃん」と呼んでいるので、本日もこの呼び方で呼ばせていただきますね。
私と○○ちゃんの付き合いが始まったのは高校2年生の時。
同じクラスになったことをきっかけに仲良くなり、△△(友人A)とも一緒に遊びに行く機会が増えていきました。
なんでもないことがとても楽しかったね。今でも大切な思い出です。
皆さんも知っての通り、○○ちゃんは自分の意思を強く持っている女性です。
高校時代、ただ漠然と大学進学を考えていた私とは違い、○○ちゃんはトリマーになるという夢を叶える為のビジョンをこの頃からしっかり見据えていたように思います。
必死に勉強して第一志望の専門学校に合格し、バイトと両立しながら毎日夢に向かって突き進んでいる○○ちゃんを見て
「私も負けていられない」
と、何度背中を押してもらえたことかわかりません。
そしてその夢を実現し、今まさにトリマーとして頑張っている○○ちゃん。
いつだって凛としたその姿にあこがれていたのだと改めて気付かされました。
昔も今も、そしてこれからも彼女はいつだって私や周りにとっての輝ける存在であり続けるでしょう。
ただ、そんなしっかり者の○○ちゃんだからこそ心配な面もあります。
○○ちゃんは誰よりも頑張り屋です。同時に甘え下手だとも思っています。
でもこれからは□□さんがそばにいます。
時には肩の力を抜いて□□さんにめいっぱい甘えてください。□□さんを力いっぱい頼ってください。
□□さん、○○ちゃんのことよろしくお願いしますね。
○○ちゃん、時々は私たちのこともかまってね(笑)
おふたりならきっと素敵な家庭を築いていけると思います。
私たちに「うらやましい!」と思わせるくらい幸せになってくださいね。
以上をもちましてお祝いの言葉とさせていただきます。
本日は本当におめでとうございました。
これは私自身が実際に結婚式当日に読み上げた内容です。主役は新郎新婦なので自分の話に片寄りすぎないように気をつけながら書いてみました。
個々それぞれに友人との色んなエピソードがあると思いますので、自分なりにアレンジしてオリジナリティ溢れる原稿に仕上げてくださいね。
2人で行うスピーチは当日までの準備とやり取りがそこそこ大変ではあったものの、「ひとりじゃない」という心強さもあり、式当日は思ったよりも緊張せずに話すことができました。
結婚式ってこちらも幸せのおすそ分けをしてもらえたようなあったかい気持ちになれますよね。
友人の晴れの日にふさわしい素敵なスピーチができますように。
まとめ
- 2人でお互いに話すエピソードがかぶらないようにできるだけ連絡は綿密に
- 練習できる回数が少なくても原稿と流れをしっかりまとめておけば問題なし
- スピーチの流れを止めないようにスムーズな進行を心がけること