寝苦しい日が続く夏の夜。
ご家庭それぞれの事情で
赤ちゃんの寝室にエアコンなしの場合もあるのではないでしょうか。
大人と違って体温調節がまだうまくできない赤ちゃんだと
寝ている間に熱中症を起こしてしまう心配も。
エアコンがない部屋でも寝苦しくない空間作りはどうすればいいのか。
こちらでしっかり確認して最適な方法を実践していきましょう。
夏の暑さ対策でお悩みの方は必見です。
赤ちゃんの寝室にエアコンがない…
「今まで夫婦ふたりだったし、まだ我慢できるかな…」
「今の賃貸にずっといるつもりじゃないからわざわざ買わなくても…」
色んな家庭の事情がありますので、寝室にエアコンがついてないままでもなんとか過ごしてきた、という方も少なくないのではないでしょうか。
でも、赤ちゃんがいるとなると話は違ってきます。
「昔はクーラー自体がなかったんだから」
という考えの人もいるかもしれません。年配の人がこういった考えの人も多いですね。ですが今は昔と違って夏の気温は年々上昇傾向にあります。
赤ちゃんの体調を大人と同じ目線で考えてはいけません。
真夏の夜は熱帯夜が続くこともしばしば。あせもになりやすくなる上に、何より心配なのは寝ている間の熱中症です。
パパもママも就寝中なので、赤ちゃんに何かあってもすぐに気づいてあげられないことも考えられるのです。赤ちゃんがエアコンなしでも気持ちよく眠らせてあげられるように真夏の夜はできる限りの工夫をすべきでしょう。
では赤ちゃんの健康の為に寝室でできる暑さ対策はどんなものがあるか。
注意点を交えながらご紹介していきましょう。
赤ちゃんの寝室 扇風機使用時の注意
部屋にエアコンがない時の暑さ対策として一番に思い浮かぶのは扇風機ではないでしょうか。
実は我が家の寝室もエアコンがありません。エアコンがあるのはリビングのみ。ですので、夏場になるとリビング隣の部屋に布団を敷いて寝るようにしています。
リビングとの仕切りになっている襖を開けた状態にして、エアコン下に扇風機を置き、冷風を寝ている部屋に届くような形にして過ごしやすい温度に保っていました。(エアコン、扇風機ともに2時間タイマーで就寝)
夏場だけ、と妥協して寝る場所を移動するというのが手軽な方法ではありますが、部屋の間取り具合にもよりますので同じような方法が使えない時には扇風機の前に凍らせたペットボトルを置いておくというのも有効な手段です。溶けてきた水滴のことを考えて、下にバスマットかトレイを敷いておきましょう。
注意点として、赤ちゃんがつかまり立ちできるくらいだと扇風機のコードで足を引っかけて危険もあります。
予算に余裕があれば壁に取り付けるタイプの扇風機を購入したり、転倒の心配がないサーキュレーターを使うという手もアリですね。扇風機の羽に手を入れてケガをするケースも報告されているので、目の細かいカバーをかけて対応するなどの工夫を忘れないようにしましょう。
羽のないタイプの扇風機を先日リサイクルショップで見ましたが、やっぱりあのタイプは中古でもいいお値段するみたいです^^;
どんな扇風機を使うにしても、赤ちゃんに直接風が当たらないようにするのが大事なポイントです。
風を体にあてて涼しくするのではなく、首ふり機能や角度を調整して部屋の空気を循環させて部屋の温度が上がらないようにします。赤ちゃんには強い風が当たらないように、一度扇風機を壁に向けて跳ね返ったくらいの風量が理想的ですね。
部屋の空気を風で循環させたとしても、エアコンを使っている部屋と比べるとそれなりの汗をかくと思いますので水分補給をすぐできるように枕元に用意しておくことをおすすめします。
|
赤ちゃんの寝室 暑さ対策は万全に
扇風機の他にもアイス枕や冷感ジェルマット、い草シーツなど夏用の便利グッズがありますよね。
でも、全部一度に揃えようとするとそれなりのお金がかかってしまいます。アイス枕は100円ショップでも購入できますが、家にある小さな保冷剤でも代用できるんです。
実際に赤ちゃんの枕として使うのではなく、赤ちゃんの肌に直接触れない程度の距離に何個か設置。保冷剤が放つ冷気でまわりの気温をほんのり下げてくれますよ。保冷剤は赤ちゃんが動いて触れてしまう時のことを考慮してタオルで包んでおきましょう。
また、近年話題の冷感シーツもおすすめですが、買うとなるとそこそこのお値段。洗い替え用も用意するとなるとお財布的にも結構な負担になりますよね。(人気商品ということもあってそれでも購入する人は多いようですが…)
でも赤ちゃんには大人の枕サイズで十分。通常サイズのシーツを買うより安くすみます。枕用の冷感ジェルマットを敷いてあげれば赤ちゃんもひんやりご機嫌です。冷たくなりすぎないようにバスタオルを上に重ねてあげるといいですね。
100円ショップで売っているござタイプの座布団も赤ちゃんにちょうどいいサイズで使えますよ。固定概念にとらわれずにお金をかけずに使えそうなものは工夫して活用しちゃいましょう。
こういった工夫で夏を乗り切るという考えはもちろんいい心がけではあるものの、夏の夜の寝苦しさは住んでいる場所によっても違いがあります。
割と田舎の方になると、地面が土のままの面積が多いので昼は暑くても夜になれば気温が下がれば地表の温度も下降します。涼しいので窓を開けて寝ればエアコンなしでも快適ですよね。(防犯上おすすめはしませんが…)
比べて都心だとどうしてもコンクリートやアスファルトの地面が多いので、夜になっても地表の温度は下がりにくく、結果寝苦しい夜が続く…というわけなんですね。
赤ちゃんの為を思えば、個人的にはエアコンと扇風機の併用がベストだと思いますが、転勤族のご家庭だったり家によってそれぞれ事情はあることでしょう。
それでも現状でできる限りのことを尽くす。
可愛い子供のために、この心構えが何より大切だと思います。
まとめ
- 扇風機は体に当てるのではなく部屋の空気を循環させる役目として使う
- 家にあるものや100均グッズで対応できるものは賢く活用する
- 日頃から赤ちゃん目線を心がけて小さなことにも気を配るように努める