宮崎の高千穂に鎮座する
『天岩戸神社』は有名な観光スポット。
神話好きな方が大勢集まる歴史ある神社です。
天岩戸神社は、
東本宮(ひがしほんぐう)
西本宮(にしほんぐう)
天安河原(あまのやすかわら)
と三か所お参りスポットがあります。
「どっちからお参りしたらいいの?」
「参拝方法って決まってるの?」
などなど、ちょっとした疑問について
わかりやすくまとめました。
これから天岩戸神社にお参りされる方の
参考になりましたら幸いです。
天岩戸神社の回り方について
天岩戸神社は宮崎県高千穂町に鎮座する由緒ある神社。
神話に出てくる天岩戸をぜひ一度見てみたいと思い、意を決してお参りにやってまいりました。
で、ですよ。
天岩戸神社には東本宮と西本宮があります。
お参りする人は
「どっちからお参りしたらいいの?」
と首をかしげる人も少なくないと思いますが、私はまず東本宮からお参りすることにしました。
というのは、
東本宮に祀られている御祭神が天照大御神だから。
西本宮には天照大御神がお隠れになられた洞窟がご神体としてお祀りされていますが、順番でいうなら
「まずは神様にご挨拶するのが先でしょ」
と思い東本宮からの参拝となったわけです。
東本宮と西本宮は歩いていけない距離ではないですが、私は車で移動しました。
どちらにも駐車場はありますし高千穂自体が車がないと移動が何かと不便なので、これから参拝の予定を立てられる方は自家用車もしくはレンタカーを用意されることをおすすめします。
天岩戸神社 東本宮と西本宮を参拝
では東本宮と西本宮のお参りの模様をレビューしていきたいと思います。
まずは東本宮から。
鳥居をくぐりまっすぐ進んでいくと長い階段が見えてきます。
この階段で結構体力奪われます^^;
私が参拝した時は朝の9時過ぎだったのですが、参拝者は誰もいなくてゆっくりお参りすることができました。
奥にある本殿までたどり着くと厳かな空気で満ちていました。
お参りが済んだら次は西本宮へ。
駐車場奥には天岩戸を引き開けた天手力男命(あまのたぢからおのみこと)がいらっしゃいました。
では鳥居をくぐって参道へ。
東本宮の鳥居もだったんですけど、しめ縄が『七・五・三』になっているんですよね。
奇数は陽数とされ、神様がいらっしゃる領域に陰の気が入らないようにとされているかららしいです。
西本宮には神職の方がいらっしゃり、希望者にはご神体の『天岩戸』を参拝できるところまで案内してくださいます。
朝9:00から30分おきに案内がスタート。
ちょうど西本宮に到着したのが9:30前だったので、待ち時間もなく参加することができました。
神職の方がスピーカーで誘導。
拝殿裏のご神域に向かう前に参加者全員をお祓いしてくださいます。
神職の方の案内のもと進んでいくと、しめ縄を張られた岩戸が見えてきます。
「これが神話に出てくる天岩戸か…!!」
と興奮してしまいました。
あまりゆっくりは見られませんでしたが、貴重な体験をさせていただきました。
残念ながらご神体の撮影はNGなので、高千穂にお立ち寄りの際は実際に参拝されてしっかり拝んでください。
ちなみに予約不要、案内料無料です。
天岩戸神社 天安河原のお参りレビュー
天岩戸神社には天照大御神がお隠れになってしまった際、八百万の神々が集まって相談されたという場所があります。
それが天安河原です。
西本宮での参拝を終えそのまま奥にまっすぐ進むと、このような案内板が見えてきます。
そのまま矢印の方向へまっすぐ進みましょう。
道なりに階段を下っていきます。
行きはいいのですが帰りは昇りになるので、歩きやすい靴で行った方がいいですね。女性の方はヒールだと疲れそうです。
橋を渡って川の向こう側へ。
すると見えてきました。
ここが神話にも出てくる天安河原です。
「ここに八百万の神々が集まったのか…」
と思いつつも
「にしては、狭すぎないか?」
なんて思ってしまったのは私だけではないはず(笑)
ここに来ると寒気を感じるとかいう人もいるみたいですけど、それは単にすぐそばにある川からのマイナスイオンが影響しているのでは?と思ったりなんかして。
それはさておき、お参りを済ませます。
周りを見渡すといたるところに石積みされてありました。
願いを唱えながら石を積むと願いが叶うとんだとか。
ただこれは観光客の口コミやSNSで広まった風習らしいので、私は石積みはせず手を合わせてお参りするだけにしました。
ひんやりとした神秘的な空気の漂う神域を目の当たりにしてなんだかじーんとしてしまいました。
お参りと散策を終えたので、元来た道を戻ります。
川のせせらぎに心が癒されます。
さて、お参りはすべて済ませたので次は自分の用事を。
西本宮の社務所で御朱印をお願いします。
待ち時間の間にお守りを物色。
すると珍しいお守りが目に入りました。
なんと平成28年に鳥居の建て替えを行ったそうで、このお守りは旧鳥居の木材から作られたものなんだとか。
ひとつひとつ木目が違うので同じものはありません。数量限定の特別なお守りということですね。
せっかくなので記念にひとついただくことに。
ここでちょっとびっくりしたのが、なんとクレジット決済ができるということ。
VISAとかJCBの案内表記があったので、
「え、カード使えるんですか?」
と神職のお方にお尋ねすると「使えます」とのこと。驚きましたがきっと外国人の参拝者の方に対応してのことなのでしょうね。
まさか神社でクレジット伝票の控えを手にするとは思いもしませんでした。
そんなこんなで私の天岩戸神社参拝の模様を紹介致しましたが、神話に描かれた天岩戸を身近に感じることができてまたとない体験となりました。
宮崎高千穂にお越しの際は是非とも立ち寄ってみてくださいね。
まとめ
- 天岩戸神社を参拝する際は東本宮→西本宮→天安河原の順番がおすすめ
- 西本宮では神職の方の案内付きで天岩戸を拝めるのでぜひとも参加を
- 天安河原までのお参りは行き帰りを考慮して歩きやすい靴で行くべし