紫外線が気になる季節になると
使用する機会の増える日焼け止め。
そんな日焼け止めですが、
「塗ったらなんか白いカスが出てきた…」
なんて状況に困ってしまった人は
案外多いのではないでしょうか。
これって日焼け止めが肌に合ってないの?
カスが出ない日焼け止めっていったいどれ?
などなど、不安に思っておいる方はぜひご一読を。
モロモロの原因や対処法について詳しくご説明します。
日焼け止め ポロポロしないものはどれ?
スキンケアの後に日焼け止め塗ったら白いカスが…。
こんな状況に戸惑う人も少なくないと思います。
この現象は使用する日焼け止めの種類によって起こりうるものなんですね。
大まかにいうと日焼け止めは2つの種類に分類されます。
◎紫外線散乱剤
◎紫外線吸収剤
結論として、紫外線散乱剤が主成分の日焼け止めはポロポロが発生する確率が高いといえます。
それはなぜかというと、紫外線を防止する成分がパウダー状でできているから。
肌に広げる際に指と肌がこすれることによってこのパウダー同士がくっつきあい、ポロポロとした白いカスが発生してしまうというわけです。
逆に紫外線吸収剤の日焼け止めは比較的ポロポロが出る確率が少ないです。
紫外線吸収剤はオイル状の成分なので使い心地もなめらか。私自身、紫外線吸収剤の日焼け止めを使っていますが、白いカスが出たことはありません。
ただ、あえて欠点をあげるとすれば紫外線散乱剤と比べて肌への負担が大きい、といったところでしょうか。
パッケージに『紫外線吸収剤フリー』『ノンケミカル』といった記載があるものは紫外線散乱剤が主成分の日焼け止めです。
ポロポロが出て困っている、という人はまず使用している日焼け止めにこれらの成分が含まれていないかを確認してみるといいでしょう。
日焼け止め 白いポロポロが出る原因
紫外線散乱剤の日焼け止めは白いカスが出やすい、ということがわかりましたが原因はそれだけではありません。
それはスキンケアによるもの。
洗顔後、化粧水や乳液といったスキンケア製品を使いますが、この成分が肌に浸透していないとポロポロが発生しやすくなるのです。
スキンケアが終わったらしっかりハンドプレスをしてお肌になじませます。
より肌への浸透を促すためにコーヒーを飲んで一息ついたり、着替え等を済ませるなど時間をおいてから日焼け止めのステップに移るといいですね。
次にあげられる原因としては、オールインワンジェルを使っているかどうかということ。
化粧水と比べてオールインワンジェルは粘度があります。これはジェル化剤が多く含まれているからです。
これらの成分が日焼け止めと反応して白いカスが出やすくなります。
ですので、オールインワンジェルを使っている人は夜のみの使用にして、朝は化粧水と乳液に切り替えた方がいいかもしれません。
ただ夜だけオールインワンジェルを使用している人も注意が必要です。
というのは、朝洗顔する時に洗顔料を使わずにぬるま湯だけで…といった人もいますよね。乾燥肌の人は特にそうだと思います。
この場合、ジェル成分が落ち切らずに肌に残ったままになる可能性もあります。
そんな状態の肌に日焼け止めを塗ってしまうと白いカスがポロポロ…となってしまうんですね。
ですのでオールインワンジェルを使っている人は朝洗顔はしっかり!が基本です。
日焼け止め ポロポロが出る成分について
ポロポロが出てしまう原因や対処法についてご説明してきましたが、結局は使用するスキンケアと日焼け止めの相性が第一といえます。
今使っているスキンケアと日焼け止めでカスが出てしまう人は新しいものに買い替えるのが一番手っ取り早い解決法かもしれません。
その際は次の成分が含まれていないか、しっかり確認することをおすすめします。
●ジメチコン
●ヒドロキシエチルセルロース
●キサンタンガム
●ポリマー
●カラギーナン
●酸化チタン
●酸化亜鉛
カルボマーといったシリコン系の成分は皮脂中の塩分や化粧品の成分と反応して白いカスが出やすいので要注意です。
その他、ヒアルロン酸やコラーゲンもポロポロの原因になることがありますので、「肌によさそう」と安易な思い付きで手にするのは控えたほうがいいですね。
日焼け止めは有害な紫外線からお肌を守る大事な役割を果たしてくれるもの。
使い方やスキンケアとの相性を見直して、上手に活用していきましょう。
まとめ
- ポロポロを出したくないなら紫外線吸収剤が主成分の日焼け止めを選ぶと良い
- オールインワンジェルの使用は肌に残った成分と日焼け止めが反応しやすいので注意
- スキンケア用品や日焼け止めを買い替える際は含まれる成分をよくチェックすること