西郷隆盛の墓参りへ 城山の洞窟と終焉の地を巡る旅

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西郷隆盛が眠る南洲墓地へ行ってきました。

多くの民に慕われた西郷さんはここ鹿児島から
今の世をどう見ているのでしょうか。

亡くなるまでの最後の5日間を過ごした
鹿児島城山の洞窟と終焉の地も合わせてご紹介しています。

西郷さんゆかりの地めぐりをお考えの方は
参考までにぜひご一読ください。

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西郷隆盛の墓参りに南洲墓地へ

南洲墓地にある西郷さんのお墓。
2018年大河ドラマ『西郷どん』の影響もあってか、ここ南洲墓地まで足を運ぶ人が後を絶たないようです。(かく言う私もそのひとりですが)

ここには西南戦争で命を落とした2023名の志士たちが眠っていて、その中心に西郷さんのお墓があります。たくさんの方がこちらで手を合わせていました。
西郷さんのお墓の前にお賽銭箱があるのですが、墓石に刻まれている家紋とお賽銭箱の家紋は微妙に違っているんですね。

するとボランティアガイドのおじ様が

「この家紋はね…」

と、維新に貢献した西郷さんの功績をたたえた明治天皇から新しい家紋を賜ったとのエピソードを教えてくれました。『抱き菊の葉に菊』といわれるこの紋が墓石に刻まれています。

この紋には中央に菊があるんですが、日本人ならご存知の通り天皇家が使用する紋でもあるわけです。西郷さんが亡くなった後の親戚のみなさんはこのまま使い続けるのはあまりにも恐縮…とのことで菊を外した紋を使うことになったのだそう。天皇家から賜ったものをひけらかすのではなく、むしろもったいないという思いからでしょうね。

「西郷家のみなさんの人柄の良さがうかがえますよね」

ガイドのおじ様は笑いながらそう話してくれました。
おじ様、暑い中素敵なお話をありがとう。その話、たくさんの人にしてあげて下さいね^^

西郷さんの左右には介錯を務めた別府晋介と桐野利秋(ガイドさんいわくイケメンだったそう)が、真後ろには西郷さんの一番下の弟、西郷小兵衛が眠っています。年の離れた末弟を西郷さんはとてもかわいがっていたようです。すぐそばで一緒に眠ることができて兄弟共々喜んでいるかもしれませんね。

南洲神社には西郷さんが祀られている

墓地のすぐ横に西郷隆盛をご祭神とする南洲神社があります。手前にはかわいい和カフェもありますので、疲れたらここで一息。

お墓を眺めながらソフトクリームってなかなかできない体験ではないかと(笑)
一般的なコーンフレークより、私はこの塩せんの方が私が好きです。

ちなみに南洲神社の守り札授与所にとある名簿が置いてあります。西南戦争に参加した人の名前がひとりひとり記録されているので拝見させていただきました。
私の曾祖母の祖父にあたる人は西南戦争に加わっているので熊本の田原坂にある記念碑にもその名前が刻まれているのですが、ここの名簿にも記載があるのかと探してみたら…ちゃんとありました。
どんなに時が経っても、今のように情報管理が整った環境じゃなくても記録って残るんだなぁと正直驚きましたね。

墓地をぐるりと一周しましたが、中には10代で亡くなった人のお墓もあってなんとも言えない気持ちになりました。まだ10代の若さでどんな信念を持って散っていったのだろうと。
ここに葬られた志士たちがただ安らかに眠ってくれることを祈るばかりです。

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西郷隆盛 最後を過ごした洞窟

順番は逆になりましたが、西郷さんが最後の5日間を過ごしたという洞窟にも行ってきました。
駐車場(無料)があるので車でも行けますが、観光で足を運ぶ予定の人は鹿児島中央駅から出ている『まち巡りバス』を利用するのもいいと思います。

実際目の当たりにして

「西郷さん、ここに入れたのかな?」

と思うくらいの大きさの穴でした。

西郷さんとその側近の人たちはここにどんな思いで過ごしていたのでしょう。

しばらく眺めていると隣のお土産屋さんの人から声をかけられ、「西郷さんの奥さんの写真があるのでよかったらどうぞ」と案内されました。
まぁ、ただの売り込みなんでしょうが^^;

2番目の妻『愛加那』さん、3番目の妻『糸子』さん、他にも西郷さんにゆかりのある人達の写真がたくさん並んでいました。興味のある人は時間があればのぞいてみるといいかもしれません。

西郷隆盛 終焉の地に思いをはせる

西郷隆盛 終焉の地は線路沿いの民家に囲まれたひっそりとした場所にありました。

最後の5日間を過ごした洞窟からそう遠くない場所に建てられている石碑。

裏側はこのような文が刻まれています。

ここで西郷さんは自刃。別府晋介の手によって介錯、西南戦争は終わりを告げたのです。


(桜島の灰が積もっています)

「もうここらでよか」

西郷さんの最後の言葉。
それを口にした西郷さんと、そばで支え続けた人達の葛藤はいかほどのものだったか。

今の鹿児島を、日本という国を見てどう思うか尋ねることはかないませんが、この先何年経っても西郷隆盛という人物が私たち日本人の記憶から消えることはきっとない。
そんな風に思わせてくれた薩摩の英雄 西郷どんを巡る旅でした。

まとめ

  • 南洲墓地にはボランティアガイドさんが常駐していて色んな話を聞くことができる
  • 洞窟までのアクセスは鹿児島中央駅から出ているまち巡りバスが便利
  • 西郷さんゆかりの地巡りをするなら終焉の地まで足を運ぶべし
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