ふしぎ遊戯玄武開伝7巻のあらすじネタバレ!考察と感想まとめ

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『ふしぎ遊戯 玄武開伝』第7巻は2007年10月に発売された人気漫画。
四神天地書という経典が軸となるファンタジー物語です。

ふしぎ遊戯(朱雀編)のエピソード1ともいえる作品。
前作を読んでいる人はより楽しめる内容となっています。

そんな『ふしぎ遊戯 玄武開伝』のあらすじについて
感想を交えながらご紹介します。

今回ご紹介するのは第7巻。
リムドとソルエンの主従を超える固い絆を描いた物語です。

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ふしぎ遊戯玄武開伝7巻のあらすじをネタバレ!

ハーガスには『危』の字を分け合ったテグという双子の兄がいました。
テグは17年前にロウン族に捕らわれ、今も居場所がわかりません。

テグを見つけ出し助けるためにテムダン王についているハーガス。
そんなハーガスの心を開こうと、多喜子は自分がテグを見つけだしてみせると訴えます。

それなら自分の足で首都・特鳥蘭(トウラン)まで来いとハーガスは言い放ちます。
テムダン配下の兵たちに取り囲まれなす術もなく、多喜子とソルエンは縛り上げられてしまいます。

そのままハーガスに捕らえられた多喜子とソルエン。
テムダン王の元へと移送されるなか、とある街の焼きうちを目にします。

掠奪、暴行、賊、疫病。
北甲国の現状は多喜子が思っていた以上にひどいものでした。

ソルエンを逃がし、自分はテムダン王と直接話し合いたいと考える多喜子でしたが、それは理想でしかないとソルエンからの苦言を受けてしまいます。
ロウン族は話の通じる相手ではない、と。

そうこうするうちに荷馬車から降りろと言われる多喜子とソルエン。
そこはオロコ渓谷といわれる場所でした。

そして、ソルエンはこの場に女宿を呼び出せと命じられます。
そうすれば多喜子はテムダン王の元へ無傷で届けるとハーガスは言います。

多喜子を助けるために女宿を呼び出すというソルエン。
兵に連行される間際、長旅で弱っている多喜子に自身の持っていた『薬』を飲ませてやってほしいと願い出ます。

荷馬車へ乗せられた多喜子はその『薬』をかみ砕いて飲もうとしますが、あまりの味の酷さに大きくむせてしまいます。
多喜子の異変を感じた兵に声をかけられたその時、壁宿が登場。
辺りにいた兵をたたき伏せ、そのすきに多喜子は馬に飛び乗り逃げ出すのでした。

* * * * *

このまま逃げ切れると思った矢先、賊に馬を射られ馬から投げ出されてしまう多喜子。
賊に目をつけられ、とっさに走り出します。

すると近くの村にたどり着きますが、焼きうちと賊による暴行でひどいありさま。
村人たちをほおっておけず救助に立ち回りますが、賊に捕らえられてしまいます。

必死に女宿の名を呼ぶ多喜子。
すると間一髪、女宿が現れ賊たちを切り伏せ、多喜子を救い出します。

再会を喜び合うのもつかの間ハーガスが現れ、家臣より巫女を選んだのかと女宿に告げます。
その意味を察した女宿はソルエンがここにいないことに気付きます。

ソルエンが多喜子に飲むように伝えた『薬』は『トカの実』。
かみ砕いた者同士が互いの居場所を知らせる手段でした。

すべて多喜子と女宿を会わせる為の策だったのです。
ハーガスからソルエンの居場所を聞き出した女宿はソルエンの元へと急ぐのでした。

* * * * *

女宿がソルエンの元へ急いでいる頃、ソルエンは千の兵を相手に猛攻撃していました。
しかし数が多すぎたため、多くの深手を負ってしまいます。

突破は無理だと判断したソルエンは、自分の鎧に火を放ちます。
その鎧には爆薬が仕込んであったのです。

『力』を使い、ソルエンのいるオロコ渓谷へ飛び立った女宿。
たどり着いたその瞬間に、ソルエンは敵もろとも自爆し命を落としてしまいます。

目の前でソルエンを失った女宿は怒りと悲しみのあまり自身の力を暴走させます。
巨大な竜巻を発生させたその力は、追手を差し向けた父のいる首都・特鳥蘭にまで及ぶものでした。

その頃、特鳥蘭で女宿の力を感じ取ったテグは『歌』で女宿の力を阻みます。
捕らえられたテグは北甲国の帝からロウン族を脅かすものから守るように命じられていたのです。

テグの力は七星士の『能力』を抑え込むもの。
我を忘れ暴走する女宿でしたが、やがて力尽き森の中へと落ちていくのでした。

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ふしぎ遊戯玄武開伝7巻の考察感想まとめ

ふしぎ遊戯玄武開伝7巻はリムド(女宿)とソルエンの固い絆がメインに描かれています。

作者である渡瀬先生はこのあたりを特に力入れて描かれているようですね。
どうやら美しい主従関係に思い入れがあるようで。

実際、この巻を読んで涙しない人はいないのではないかというシュールな展開。
女宿が赤ん坊の頃から苦楽を共にしてきたソルエンでしたが、死ぬ間際まで女宿を守り抜こうとその決意を貫いた生涯でした。

女宿は多喜子という愛する女性と出会い、共に戦う仲間を得た。
だから自分が死んでもかまわない、という想いだったのでしょう。

女宿にとっては家族も同然だったはず。
その家族が血のつながった父親の命で殺されてしまったのですから、我を忘れて力を暴走させてしまったのは当然のことかもしれませんね。

もう、この辺は文章では伝えきれません!
怒りと悲しみに支配された女宿の戦いをぜひ漫画版でチェックしてください!

そしてついにもうひとりの七星士、テグが登場しました!
ハーガスの双子のお兄さんです。

捕らわれの身となって17年、子供の姿を保ったままのテグ。
見た目は子供でもその力は恐るべきものでした。

なんせ七星士の『能力』を抑え込んでしまうんですからね。
玄武七星士として戦うにはとても不利な相手です。

テグは口から力を放ち、ハーガスは口から力を吸い込む。
文字を分け合っているからでしょうか、口がポイントになっているようです。

双子で分け合った文字と力にどんな意味があるのか?
テグとハーガスは再び会えるのか?

そして女宿はソルエンを失った悲しみを乗り越えることができるのか?

涙なしでは見られない珠玉の物語をぜひ楽しんでみてください。

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