『ふしぎ遊戯 玄武開伝』第5巻は2005年12月に発売された人気漫画。
四神天地書という経典が軸となるファンタジー物語です。
ふしぎ遊戯(朱雀編)のエピソード1ともいえる作品。
前作を読んでいる人はより楽しめる内容となっています。
そんな『ふしぎ遊戯 玄武開伝』のあらすじについて
感想を交えながらご紹介します。
今回ご紹介するのは第5巻。
6人目の七星士、牛宿(いなみ)との出会いの物語です。
ふしぎ遊戯玄武開伝5巻のあらすじをネタバレ!
5人目の七星士、斗宿と出会った多喜子たち一行。
玄武召喚にまた一歩近づいたかと思いきや、多喜子は斗宿の視鏡監(しきょうかん)を誤ってうけてしまい現実世界に戻ってきてしまいます。
戸惑いながら道を歩いていたところ、大杉と遭遇。
1時間ほどどこにいたのかと大杉から問われ、多喜子は本の中と現実世界では時間の流れが違うことに気付きます。
自宅に戻ると母・美江の通夜の晩でした。
急げば間に合うかもしれない。
玄武に願えば母を生き返らせてもらえるかもしれない。
そう思った多喜子は父の反対を押し切り、再び四神天地書を開き本の中の世界に舞い戻るのでした。
本の中では虚宿の父の仇である妖魔との戦いの最中でした。
まぶしい光につつまれ姿を現した多喜子。
女宿の腕に抱きしめられた瞬間、多喜子は女宿への気持ちを確信します。
本の中に戻れて安心したのもつかの間、まだ生き残っていた妖魔が多喜子たちに襲い掛かってきます。
虚宿は自身の『氷』の力で妖魔にとどめを刺し、父の仇討ちを果たすのでした。
* * * * *
長い間氷漬けにされていた斗宿の妹・アイラを休ませるため、多喜子たちは虚宿の村に戻ることに。
虚宿たち可族の村はちょうど『冬至の祭り』に入る時期でした。
3日間は祭り用の衣装と仮面をかぶる習わしだったため、村人に気付かれずに滞在することができたのです。
女宿と多喜子も村の祭りに参加し、戦いを忘れ楽しいひとときを過ごします。
そして祭りの賑わいから離れ二人っきりになると、女宿は互いの仮面を外し、多喜子に「好きだ」と告げます。
ただ、今だけ。
また巫女と七星士になる時は忘れてくれ、と。
自分たちの宿命を受け止めた上で、多喜子も「私もあなたを愛しています」と自分の本当の想いを女宿に伝えるのでした。
* * * * *
ふたたび黄竜に乗って新たな七星士探しの旅を再開する多喜子たち一行。
するとアンルウからもらった首飾りが『牛』の字を示します。
首飾りが放つ光の方角は海を越えた紅南国。
黄竜は空間を一気に飛び越え、南の大陸に降り立ちます。
温暖気候の紅南国は北甲国とはまるで違うことに驚く一行。
異国人丸出しだったこともあり、服を調達します。
そうして街を散策していると首飾りが反応。
七星士が近くにいることを喜ぶ多喜子たちでしたが、辺りを見回すと妙に雰囲気が怪しいことに気が付きます。
なんとそこは遊郭だったのです。
遊女か、それとも客か。
何にせよ遊郭の中に潜入しないと何もわかりません。
女の姿で潜入すると宣言する女宿。
虚宿が売り手役に変装して女宿を店に売り込みに入る作戦でしたが、黙っていられなかった多喜子もその場に乱入します。
結局、多喜子と女宿のふたりが遊女として遊郭の中に潜入することになるのでした。
ふしぎ遊戯玄武開伝5巻の考察感想まとめ
ふしぎ遊戯玄武開伝5巻は多喜子と女宿が互いの気持ちを確かめ合うシーンと6人目の七星士である牛宿との出会いが描かれています。
新しい七星士も大事なんですが、やっぱり見どころは多喜子と女宿が想いを伝えあうシーンですね!
現実世界に戻って大杉と鉢合わせする多喜子でしたが、長年好きだったはずの気持ちがすとんと抜け落ちたように心穏やかだったこと。
それだけ多喜子の中で女宿の存在が大きくなっていたってことなんでしょうね。
祭りの最中、二人で抜け出し口づけをかわしあう多喜子と女宿でしたが、女宿から「好きだ」と告げるところなんか悶絶モノです。
女宿も素直になったものです。うんうん。
ここらへんのページ、めっちゃキュンキュンしちゃいますよ。
ぜひ漫画版をチェックして一緒に悶絶してください!(笑)
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ただですねー、キュンするのが多喜子と女宿だけじゃないんですよ。
今回はなんと虚宿のドキドキシーンも登場!
祭りの日にアイラから踊りに誘われちゃうんです。
この村では踊りに誘うというのは告白しているのと同じ意味。
まさかの展開に固まってしまう虚宿の姿にニヤニヤしてしまいます。
多喜子にほのかな想いを寄せていた虚宿でしたが、アイラの登場でおもしろい展開になりそうです。
そして、遊郭にいる牛宿の存在。
遊女か?客か?
多喜子と女宿は無事牛宿を仲間にできるのか?
遊郭で奮闘する多喜子たちの物語をぜひ楽しんでみてください。