『ふしぎ遊戯 玄武開伝』第3巻は2004年12月に発売された人気漫画。
四神天地書という経典が軸となるファンタジー物語です。
ふしぎ遊戯(朱雀編)のエピソード1ともいえる作品。
前作を読んでいる人はより楽しめる内容となっています。
そんな『ふしぎ遊戯 玄武開伝』のあらすじについて
感想を交えながらご紹介します。
今回ご紹介するのは第3巻。
4人目の七星士、壁宿(なまめ)との出会いの物語です。
ふしぎ遊戯玄武開伝3巻のあらすじをネタバレ!
七星士集めの旅を続ける多喜子。
別行動を取る女宿は北甲国の皇子でありながら、実の父親に命を狙われていることを知ります。
残る七星士の居場所を探るために偉布礼(イフレイ)に向かうことにした多喜子一行。
偉布礼には精霊の言葉を聞いて占いをしたり予言をしたりする巫師(みこし)がいました。
その中でも巫大師(みこたいし)なら人の行方もくわしくわかるといいます。
期待を胸に多喜子たちは偉布礼の寺院を訪ねることにしました。
巫大師と謁見した多喜子はさっそく残り4人の七星士の行方を尋ねます。
しかし七星士たち本人が拒絶しているため、彼らの気を読み取ることができないと言われてしまいます。
わかるとすれば巫尊師アンルウのみ。
『転節の石原』にて大切な石を守り続けていると巫大師は告げます。
そして追手が近付いていることを感じ取った巫大師は早くこの場を出立するよう多喜子たちを促すのでした。
* * * * *
偉布礼の寺院から繋がっている地下道から『転節の石原』へ向かう多喜子たち。
『転節の石原』は見渡す限り石と岩だらけの場所でした。
いたるところに石人や石獣だらけ。
辺りを散策していると巨大な石人が多喜子たちを襲ってきます。
石による攻撃から身を守る女宿、虚宿、室宿。
巨大な石人の攻撃は巫尊師アンルウの力試しによるものでした。
多喜子は意を決してアンルウに尋ねます。
どうして自分が玄武の巫女なのか?
自分でなくてもよかったのではないか?
そんな疑問がずっと多喜子の中でくすぶっていたのです。
するとアンルウは多喜子に問います。
それならなぜ自分から「巫女になる」と言ったのか。
その問いに多喜子は答えます。
元の世界で何もできなかった無力な自分。
そんな自分でも必要としてもらえたこと。
命がけで護ってくれる人たちの為にできることはなんでもしたい。
自分の想いをぶつける多喜子に、
「それが心からの意思ならあなたはちゃんと巫女です」
と笑顔で応えるアンルウ。
そして残りの七星士の居場所を指し示し、そのうちの1人はこの石原にいると告げるのでした。
ふしぎ遊戯玄武開伝3巻の考察感想まとめ
ふしぎ遊戯玄武開伝3巻は玄武七星士である壁宿との出会いが描かれています。
七星士の居場所が知りたいのはもちろんでしたが、別行動をとっている女宿のことが気になって仕方ない多喜子。
その気持ちを察して巫大師は多喜子の意識を女宿の元まで飛ばしてあげるのですが…。
そこで多喜子が目にしたものとは?
そして『転節の石原』で新たな仲間を迎えることはできるのか?
詳しくはぜひ漫画版をチェックしてみてください!
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3巻では女の姿でいることが多かった女宿。
いつもは男の時の服装のままでしたが、ひょんなことから女性の民族衣装を着せられることに。
本人は嫌がってましたが、これが結構かわいいんですね~。
髪型もいつもの一つ結びじゃなく、左右にふたつ結び(ツインテール?)でちょっとイメチェン。
虚宿がからかってましたが、ソルエンもなんか言いたそうでした(笑)
多喜子は自分のことを無力な存在だといつも感じていました。
だからこそ、誰かの役に立ちたいという想いが人一倍強かったのだと思います。
その純粋な想いこそが玄武の巫女となるには十分な資質だったのでしょう。
アンルウから認められ、七星士の居場所を知ることができた多喜子たち一行。
まだ始まったばかりの多喜子たちの物語をぜひ楽しんでみてください。