鬼滅の刃小説版第1弾の感想!ストーリー2の善逸の恋物語をネタバレ

『鬼滅の刃 しあわせの花』は2019年2月に発売された
鬼滅の刃公式ノベライズ作品です。

様々な登場人物のエピソードがギュッと詰まった
読み応えのある一冊になっています。

そんな『鬼滅の刃 しあわせの花』のあらすじについて
感想を交えながらネタバレしちゃいます。

今回は小説の中の第2話、「誰が為に」をご紹介。
恋多き少年、善逸のちょっぴり切ない物語です。

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鬼滅の刃小説版第1弾 善逸の恋物語

それは全集中・常中の厳しい訓練を受けている時のお話。
月灯りの綺麗な夜、善逸は禰豆子を誘って蝶屋敷近くの野原に来ていました。

たくさんの花が咲き誇る原っぱは男の善逸でもうっとりするほど。
うれしそうに周囲を見渡す禰豆子の姿を微笑ましく眺めていた善逸は

(いっぱい花のかんむり作ってあげよう)

と白詰草をたくさん摘んでいました。

善逸って手先が器用なんですね^^
昔から花かんむりを作るのは得意だったみたいです。

白詰草以外の花も入れてあげようと考えた善逸は

「ねぇ禰豆子ちゃん。禰豆子ちゃんはどの花が一番――」

と言いかけて声を止めます。

(あの花は……)

白詰草の片隅にひっそり咲いていた黄色い花。
その花を見た瞬間、善逸の中で風化していた思い出が唐突によみがえったのです。

* * * * *

善逸がまだ炭治郎や伊之助と出会う前のこと。
育手である慈悟郎の厳しすぎる修行から逃げ出した善逸は日が暮れる前に山を下りようと先を急いでいました。

「じいちゃん、怒ってるだろうなぁ~」

という思いはありつつも、アレ以上は無理!!
雷に打たれて髪の色が変わるだけじゃすまないかもしれない。

「もうほんと限界なんだよ…」

そんな思いで下山した善逸は持ち前の鋭い耳である音を捉えます。

「大変だ!女の子が泣いてる!」

善逸のこの女の子レーダー、ほんとすごいですよね(笑)
特に女の子の泣き声には敏感みたいです。

キリッと凛々しい表情になった善逸が泣き声の元へ駆けつけたところ、少女がうずくまって泣いていました。

「どうしたの?気分でも悪いの!?」

顔を上げた少女と目があった瞬間、善逸は恋の矢に射抜かれます。
その姿はまさに花も恥じらうほど可憐で美しい少女だったのです。

どうにかしてその涙を止めたいと慌てる善逸は

「どうして泣いてるのか教えてくれない?」

「なんか、力になれるかもしれないし…!」

素性がわからないと不安かもしれないと、善逸は自分のことを口にします。

「俺、我妻善逸。この山のずっと上で剣術を習ってたんだ」

そう言うと少女の『音』がかすかに変化し、

「剣……術?」

と何かを期待する音になります。
かすかな希望を見出した時の音。

彼女にとっての希望になれたことが嬉しくて、

「話してみるだけでも話してみて!?」

と勢いにまかせて尋ねてみると、

「私は小百合と申します」

と震える声で口を開いたのでした。

聞けば、数日前の晩に義父が鬼に会ってしまったこと。
難は逃れたその時に自分の代わりに娘を捧げると約束してしまったこと。
そのため自分が犠牲になる必要があること。

「何それ?ひどすぎない!?」

と憤慨する善逸に

「義父がいなければ、母も義姉たちも生きていけませんから……」

と泣き崩れる小百合。

目の前で涙を流し続ける美しい少女に善逸はとうとう、

「――俺が!」

と叫んでしまったのでした。

* * * * *

「俺が代わりに鬼のところに行って退治してくるから!」

「小百合ちゃんは麓で待ってて!」

そう言ったはいいものの、

(いや、絶対無理だよね?)

(俺ができるわけないだろうよ)

と、善逸は早くも後悔していました。

(どうか小さい弱そうな鬼でありますように!!)

鬼に指定された場所でそう祈っていると、茂みの奥から巨大な鬼が姿を現したのです。

一見して異形の者とわかるその鬼のおぞましさに息が荒くなる善逸。

「お前があのジジイの末の娘か?」

と問われ、

「はははははいっ!ぜ、善子と申します」

小百合の身代わりになるために唇に紅をひき女装していたものの、所詮は男が化けた美しいとはいいがたい娘姿に鬼は期待外れの失望を隠しません。

「まぁいい。お前をバラして食べた後、家族全員喰ろうてやろう…」

「まずは目玉をえぐり出してやろう。その次は舌だ――」

あまりの恐怖にプツンと何かの糸が切れる音が聞こえ、善逸はそのまま意識を手放しました。

* * * * *

ふと、何かの衝撃音で目覚めた善逸が目にしたものは、足元に転がった鬼の首でした。

「ギャーーーーーーーーーー!!!」

夜の闇に響き渡る大絶叫。
善逸の号泣は止まりません。

「なになに?なんで死んでるの?怖すぎるよ!なにこれ!」

「誰が助けてくれたの?」

辺りを見回しても人っ子ひとりいない状況。
でもこんな自分のことを助けてくれる人間なんてこの世に一人しかいないはず。

「じいちゃあん……」

善逸は自分を連れ戻しに来た慈悟郎が鬼を退治し、かつ事情を察して姿を消したものと勘違いするんですね。

眠っている間に自分で鬼を斬ったのに…
残念な剣士です、善逸(笑)

「じいちゃんありがとう…俺、小百合ちゃんと幸せになるから…」

麓に着くまでの帰り道、善逸は小百合に渡そうと黄色い百合の花を摘みます。
小百合の喜ぶ顔が目に浮かび、ぐふふ笑いが止まりません。

やがて参道の先に彼女の姿を見つけます。

「あ!小百合ちゃ――……」

と呼びかけたところであることに気づきます。
善逸を待っているはずの彼女はひとりではなかったのです――。

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鬼滅の刃小説版 感想とあらすじまとめ

…とまぁ、こんな感じで本人の自覚なく鬼を退治した善逸は小百合の元へ急ぐのですが…

この一部始終を慈悟郎は陰から見ているんです。

「お前には誰にも負けぬ才能があると言っているだろうに、なぜわかろうとせんのじゃ…」

意識を手放した善逸が鬼を斬るところを見守っていた慈悟郎。
誰よりも善逸のことを信じているからこそ厳しくあたるんでしょうね。

さて、小百合の元へと向かった善逸が目にしたものは?
気になる人はぜひ小説をチェックしてみてください!

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善逸はとにかく惚れっぽい男です。
惚れた男と逃げる金を貢がせるような娘にすら全力で恋するような男です。

でも惚れた女性には力の限り尽くす、ある意味男気のある男だと私は思うのです。

今回出会った小百合に対しても、たまたまの出会いとはいえ力を貸すことを厭わない姿を見て誰でもできることではないなぁと感じました。
鬼と対峙してガクブルな姿も善逸ならではの愛嬌ですよね。

今でこそ禰豆子にぞっこんな善逸。
鬼とわかっていても禰豆子に想いを寄せるまっすぐな姿に微笑ましく思う人は少なくないと思います。

善逸と慈悟郎との師弟愛が見られるエピソードにもほっこりしますよ。
原作と変わりなく楽しめる小説版をぜひ楽しんでみてください。

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